テーブルとイスの高さの関係
テーブルとイスの高さは、
体に合ったものでないと、姿勢をくずしたり、逆に疲れる事もあるので、
体への悪影響は意外に大きいものとなります。
しかし、使用感には個人差があるため、
自分が使いやすいテーブルとイスを使用することが大切になってきます。
また、テーブルやイスがどのような用途で使用されるかによっても高さは変わってくるのです。
今回は、テーブルとイスの適切な高さについてご紹介します。
自分に合ったイスの高さを計算する
こちらは、人間工学に基づいた計算式があります!
身長 × 0.25 = 適切なイスの高さ
実際はクッションがついたイスなどがあるため、
あくまで目安となります。
例えば身長160cmの人はちょうど「40cm」になります。
テーブルの高さ
こちらも人間工学に基づいた計算式があるのでご紹介します!
先述で求めたイスの高さ + (身長 × 0.55 ÷ 3)= 適切なテーブルの高さ
このように計算することができます。
また、座った時の肘の角度は90度~120度を目安にすることをおすすめします。
テーブルの高さの理想は、自分に合った座面高のイスに腰を掛け、
天板に手を乗せた際に肘が90~120度になる高さとなります。
肘が90度以下の場合、イスに対して天板が高いので、
肩が上がってしまい首や肩が緊張状態となるのです。
肘が120度以上の場合、イスに対して天板が低いので、
前傾姿勢になってしまい骨盤が傾き腰や肩に負担がかかります!
せっかく疲れにくいイスを選んでも、
机との相性が合わないだけで、どちらも使い心地が悪くなってしまうことも…。
また、書き物をしている時は疲れないのに、パソコンをしていると肩が凝ると言うことはありませんか?
書き物をしている時は、天板の上に紙の厚さしかないのであまり気になりませんが、
ノートパソコンの場合は10~20mm程手の位置が高くなる為、
肘が90度より狭くなり肩に力が入っていることも考えられます。
パソコン作業を前提としたデスクを探している時は、
天板までの高さではなく、キーボード等に手を置いた時の肘の角度を意識してみて下さいね。
ダイニングテーブルの高さ
ダイニングテーブルは少し低めが使いやすくておすすめです。
先程算出したテーブルの高さですが、
テーブルの用途によって、微妙に高さを変えると、さらに使いやすくなりますよ。
書斎のデスクであれば少し低めにすることもできますよ。
これらは個人差があるので、自分が一番使いやすいと思った高さがおすすめです!
・食事の時:-2cm ~ -3cm
・読書の時:-0cm ~ -2cm
・筆記作業の時:-0cm ~ -2cm
・タイピングの時:-3cm ~ -5cm
椅子の用途で高さは変わる
北欧の玄関には、必ずと言っていいほどイスが置いてあります♪
ちなみにイスといっても大きな椅子ではなく、
少し腰掛けだけするような背もたれのない、スツールのような小さな丸椅子です。
ブーツや革靴を立ったまま履いたり脱いだりするのが大変なのは経験があると思いますが、
このイスはそれを解消するためのもので、
主にはお客様を招いたときへのおもてなしの一つとなるのです。
また、イスは座ること以外にも、
ディスプレイ棚としての役目もできるので、
花やインテリアを飾ることでを楽しめる家具にもなります。
このように、イスは様々な用途で使用されるのです!
そのため、高さはその用途に合わせた高さを考える必要があります。
オーダーメイドの家具だと、自分の理想の高さのイスを作ることができるのでおすすめですよ。
今回は、テーブルとイスの適切な高さについてご紹介しました。
テーブルとイスの高さは大切ですが、自分に合ったテーブルとイスを使用することが一番です。
また、イスには座ること以外にも様々な用途があるので、
それに合わせた高さを使用することも大切ですね。